滝学園 探究学習ガイドブック（目次）：
滝学園は、大正15年（1926年）に滝信四郎という人物がつくりました。信四郎は江南市で生まれ、実業家として大きな成功を収めた人です。そして「ふるさとのために一番大切なのは、未来をになう若者を育てることだ」と考え、学校を建てました。建学のときからの校訓は「質実剛健・勤勉力行・報恩感謝」。これは今も変わらず、みんなの学びの土台になっています。
信四郎の名は、現在も「あいち創業館」に常設展示されています。この施設は、愛知県が進めている国内最大級のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」の中にあり、地域の未来を切り拓いてきた人物の一人として紹介されています。滝学園の始まりには、そのような先見性と志があったのです。
学園の歴史を見てみると、およそ30年ごとに大きな変化がありました。60年前には「滝実業高校」から「滝高校」に名前が変わり、農業の学科がなくなりました。30年前には商業科がなくなり、普通科だけの進学校へと進みました。そして今、滝学園は県内でもトップレベルの進学校として知られています。